債務整理マガジン 　

このサイトの監修をして下さっている、弁護士法人東京ロータス法律事務所の事務員の森さんにお越しいただきました。
今回はあえて弁護士ではなく、日ごろ、依頼者や債権者の対応する機会が多いことから、実際の現場の表も裏もよく知る事務員の森さんから債務整理の実際の現場についてお聞きしたいと思います。
最初の質問ですが、東京ロータス法律事務所が得意とする債務整理の案件はありますか？

債務整理には大きくわけて「任意整理」、「自己破産」、「個人再生」とあります。なかでも基本となるものが「任意整理」になります。必然的に「任意整理」で受任することが多くあります。

東京ロータス法律事務所の他事務所にない強みはありますか？

他の事務所と比較したことがないのでなんとも答えようがありません、ただ、当事務所では弁護士の方針で相談者・依頼者に対してとにかく。丁寧な対応を求められていますので、債務整理の仕組みや流れなど、相談者に解りやすく説明するよう職員全員がそれを心がけています。

司法書士事務所の方が料金としては安い傾向にありますが、相談者の方は弁護士事務所と司法書士事務所でどのような差別化をすればよいか教えて下さい。

司法書士は、金額１４０万円を超える事件について扱うことができないなどの制限があります。
司法書士と違い、弁護士には扱う事件に制限がありません。もし自分が依頼者の立場であるならば、弁護士に依頼したほうがいいと思います。

日本全国の債務整理の相談を受け付けていらっしゃいますが、事務所がある東京に出向かなくても、債務整理の解決に支障は出ませんか？また、相談者が最初にメールや電話で相談する時に注意することはありますか？

東京までお越しいただかなくとも、支障はありません。
もっとも、ご依頼を検討の方はご来所いただくのが一番です。それが無理であれば、最低限弁護士とお電話で話をしていただいて、債務整理の方針を決め、契約内容をご理解いただいた上で受任する流れになります。
メールのみで解決を希望される相談者の方がおりますが、債務整理を理解していただくためには、基本的には弁護士が面談し（面談が不可能な場合はお電話でお話し頂いて）細かい聞き取り調査を行う必要があります。その結果、借金をどのように整理していくか依頼者の状況に沿った整理の方針を決めていきます。

メールのみでは限界があるのですね。正式に受任契約を結んだ後、債務整理をより迅速に行うために、依頼者側は何をすべきですか？それとも、ひたすらお任せしていれば良いですか？

受任後、各債権者への支払い、また取立ては一旦停止します。しかし、返済がなくなったわけではありません。将来の弁済に備え、毎月決められた額の積み立てをしていただき、その積み立てた原資は弁護士費用や、債権者に対する弁済資金として使われます。その積立金を毎月確実に実行できるよう努力していただく必要があります。

取り立てがやんだ後もコツコツ努力するのが大切なのですね。受任契約締結後、弁護士事務所としては、具体的にどのようなプロセスを得るのでしょうか？よくホームページなどで「２００万の借金が１００万円になりました！」など結果だけ記載されているケースがあるのですが、１具体例で構わないので、弁護士の方がどのようなプロセスを得て解決に導いているのかを依頼者側は非常に知りたいと思いますので、お教えいただけますか？

一連の流れは以下のようになります。

① 各債権者に受任通知の発送
代理人となった旨を通知し、直接請求の停止や取引履歴を求めます。

② 債権調査
各債権者から送られてくる取引履歴を精査し、全体の借金がいくらあるのかを調査します。調査の結果、過去に払い過ぎた利息があれば借金が減額されたり、過払金が発生していれば返還請求を行います。

③ 和解提案、過払金返還請求
②の結果をもとに、各債権者に返済計画を提案し和解交渉を行います。また、過払金が発生していれば返還請求を行います。交渉成立後、和解書を取り交わします。

④ 和解金の返済
毎月お預かりしている積立金を和解内容に従って返済していきます。

多くの債務整理事案を取り扱っていらっしゃったと思いますが、共通しているどうしてもうまくいかない依頼者側の失敗パターンはありますか？逆にうまくいくパターンの依頼者側の共通する行動、考え方はありますか？

失敗にパターンはありませんが、うまくいくパターンとしては、家族の協力が得られている場合が多いと思います。

一人で抱え込まずに、家族に協力してもらうとうまくいきやすいのですね。最後に、債務整理で困っていて、専門家に相談するかどうか迷っている方に向けて、アドバイスをお願いします。

ほとんどの方が、何か月も、ときには何年も悩み続けてやっと相談されます。そして、ほとんどの方がもっと早く相談すればよかったと言います。自分自身で家計を見直し、明らかに返済が立ち行かなくなっていれば、できるだけ早く相談することをお勧めします。

本日は貴重なお話をありがとうございました。他にも、「債務整理の相談実績や受任件数」「債務整理に関して最も思い出深い案件」についても伺ったのですが、守秘義務などの関係で答えられないとのことでした。このように、相談者の秘密はしっかり守られています。ご相談を受けた内容が、弁護士から外に漏れることはありませんのでご安心ください。
借金の問題は一人だけで抱え込まず、相談することが大事だとよくわかりました。借金が苦しいと感じられている皆さま、弁護士法人東京ロータス法律事務所の法律相談は無料なので、電話かメールでお気軽に相談されてみてはいかがでしょうか。