長距離を運転される方にはもはやマストアイテムとなっているETCカード。
クレジットカードの追加カードとして申し込むことが一般的ですが、任意整理をしたら、ETCカードは使えなくなるのでしょうか？
ご安心ください、任意整理後もETCカードを使う方法があります！
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ETCカードは任意整理するとどうなる？
長距離を運転される方の多くが利用しているETCカード。平成24年10月には、ETC利用率は約88％、利用台数は約700万台と発表されています。（「ETCの利用状況、導入効果等 – 国土交通省」（http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/pdf/7.pdf））ETCカードを持っていれば、料金所をノンストップで通過できるので便利ですよね。特に、バスやトラックの運転手など、職業的に長距離運転をされる方には重要なアイテムとなっています。
ETCカードは、クレジットカードの追加カードとして申し込むことが一般的です。
このETCカードは、任意整理を行うとどうなってしまうのでしょうか？
任意整理をするとクレジットカードが使えなくなる
任意整理をすると5〜7年の間、新規の借り入れや融資を受けることが難しくなります。その理由は、信用情報機関に任意整理をした事実が事故情報として載ってしまうからです（いわゆるブラックリスト）。貸金業者や銀行、クレジットカード会社などは新規の貸し付けの審査の際、信用情報機関に照会をかけ、与信を判断します。そのため、事故情報に載っていると審査に通ることは難しくなります。
任意整理をする際、クレジットカードを持っていた場合は、任意整理後そのカードは使えなくなります。任意整理の対象としたカード会社であれば、任意整理した時点でカードが使えなくなり、整理の対象から外したカード会社に関しても、その会社が信用情報機関の記録をチェックした時点でカードは使えなくなる可能性が高いです。遅くとも、カードの更新の際には必ず記録のチェックが行われますので、カードの更新は難しいでしょう。
任意整理をする際、クレジットカードとともにETCカードを持っていた場合、クレジットカードとともにETCカードの返却も求められます。
任意整理をしても使えるETCカードがある！
任意整理後、ETCカードを作るためには、5年間ずっと待っていなければならないのでしょうか？ そんなことはありません！ 実は、クレジットカードを持てない人でも持てるETCカードがあるのです。「ETCパーソナルカード（http://www.go-etc.jp/detail/card/parsonalcard/index.html）」がそれです。
ETCパーソナルカードとは
ETCパーソナルカードは高速道路6会社が共同発行するETCカードで、クレジットカードが持てない人でも持つことができます。仕組みとしては、最初に一定額（有料道路の平均利用月額の4倍の額）のデポジット（保証金）を預託し、それを担保としたうえで、通行料金を、ゆうちょ銀行または銀行等の口座から1ヶ月単位で引落とす形式となります。デポジットは前払金ではありませんので、通行料金の支払いには利用できません。その代わり、解約の際には所定の手続きを踏んだうえで返金されます。
ブラックリストを過度に怖れずに、弁護士にご相談を
任意整理により、信用情報機関に事故情報が載ってしまうことを怖れて、借金が苦しいのに任意整理をためらわれる方もいます。しかし、ETCパーソナルカードのように代替手段がある場合もあります。任意整理に際し不安や疑問があれば、ぜひ、任意整理の事案を数多く手掛ける東京ロータス法律事務所にご相談ください。皆さま一人一人のケースに即して、最善の解決方法をともに考えていきましょう。
所属弁護士会 東京弁護士会 No.44304
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モットーは依頼人の悩みを解決するだけでは無く、再スタートまでのトータルケアを事務所一丸になってサポートします。
